言葉を教える試行錯誤の始まり〜スタンフォードへの道30

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図書館に通い出して1週間もすると、
娘はだんだん日本語の絵本を読み聞かせに慣れてきました。

これなら、家の中でも読み聞かせができそうでした。

しかし、問題は日本語の絵本が足りないことです。

私はいろいろ考えました。

本屋に行けば、英語の絵本は山ほど売っているのです。

そこで、

英語の絵本の絵だけ切って、紙に貼って、

私が日本語に翻訳して書けばよい

のではないかと思いつきました!

 

しかし、実際にやり出して見るとわかるのですが、

表の絵を切って使うと、裏のページの絵が使えません。

 

同じ絵本を2冊売っているというのは稀で、ほとんどは1冊だけでした。

そこで、街の文房具屋でカラーコピーをしようと頼みました。

当時は家庭にはカラーコピー機はなく、頼まないとできなかったのです。

「この絵本を半分カラーコピーしてください。」

「いえ、それは法律でできません。

これはコピーライト©著作権ありになってますから。」

 

なるほど! そういうものなのか!

と改めて私はアメリカでの著作権の厳しさを知りました。

 

そうなれば、絵は半分しか使えないのですから、

話そのものを変えて私がストーリーを創作して、

オリジナル絵本をつくらねばなりません。

最初は、めんどくさいなあと思いましたが、そのうち、

 

そうだ!すごいことを思いついたわ!

 

これなら絶対、

娘が気にいってくれる絵本が作れる!

 

と飛び上がらんばかりに興奮しました!

 

私はそのアイディアを早く試したくて

娘を保育園に行かせている間、夢中になってワクワクしながら、

娘専用のオリジナル絵本を作り上げたのです。

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大川 淳子

大川 淳子

金城学院大学卒 二人の子に幼児英才教育を施し、自らアメリカで運転して回る、名門校受験マニア。自らの経験を生かして米国出産、バイリンガル教育、日本のインターナショナルスクール受験、米国サマースクール選択、外国人メイドの雇い方などを伝える。特に何百人もの10スクールの受験者の合否判定をした娘の経験からアメリカの学校側の価値観を伝え、母親に合格する子の育て方を伝授してきた。 また、潜在意識を利用したその気にさせる子育て方法を提案。二人の子供とけんかしたことは一度もない。

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