言葉を教える試行錯誤の始まり〜スタンフォードへの道29

 

 

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娘と初めて入った市立図書館の一角では、小さな子供達相手に

「おはなし会」が催されていました。

思わず引き込まれるような、語り手の上手さに、子供たちは、見入っています。

私は
絵本一つでもこんなに読み方によって、

子供を惹きつけることができるんだわ。。

と感心しながらそのおはなしをを見ていました。

娘も他の子どもと一緒にちょこんと座って、聞き入っています。

 

うーむ。くやしいけど、この女性に私は負けています。

 

「おはなし会」は、ほんの10分ほどで終わってしまいました。
他の子どもたちは、ガヤガヤと親と一緒に帰っていきました。

 

「毎日この時間に『おはなし会』はあるんですか?」

 

「毎日です。私だけでなく、他の人の担当もありますけどね。

他の時間には、もう少し大きい子どもたち向けもあります。

是非また来てくださいね。」

 

と、ケイティと名乗るその女性は手を振って帰って行きました。

 

子どもたちが皆帰ってしまって、誰もいなくなり、しんと静まり返った図書館。

 

よおおし。今度は私の番だわ。

 

大きなソファに深く腰をかけて、娘をひざに乗せて本を読みだすと、
私は向かいに鏡があることに気がつきました。娘の

目が泳いでいるのか、ちゃんと絵本を見ているのか

鏡に映るのでわかるのです。

 

なるほど〜。よくできているわ

 

この図書館での絵本読みは、家で読むより集中して聞いてくれるので、
しばらくの間、毎日通うことになりました。

 

最初のうちは、私は声が枯れました。

 

体当たりでエンターテイナーになりきっていたのです。
観客は娘一人なので、恥ずかしいとかは全く感じませんでした。

 

他に誰もいない図書館で、毎日が試行錯誤の連続でした。

 

そのうち、私はどんな絵本なら娘が集中して聞いてくれるのか

わかるようになりました。

なにしろ毎日が実験なわけです。

うまくいく時、いかない時、なぜ話を聞いてくれないのか、その理由を分析しました。

 

そのうち、うちの娘の場合、

 

1、主人公が子どもか動物

2、絵は、原色で線が太く、大胆なくらい大きく書いてあるもの

3、話の内容に動きがあるもの

 

が好きなのだと言うことがわかってきました。
せっかくニューヨークの紀伊国屋書店で買って来た絵本でも、全く受け付けないのもあったのです。

 

もったいないから、という理由で、無理やりは辞めました。
そんなことをしたら、絵本の読み聞かせが嫌いになってしまうかもしれないからです。

 

どんな絵本でも

子どもが興味が持つとおもったら、

大間違い!

 

ということがわかってきたのでした。

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大川 淳子

大川 淳子

金城学院大学卒 二人の子に幼児英才教育を施し、自らアメリカで運転して回る、名門校受験マニア。自らの経験を生かして米国出産、バイリンガル教育、日本のインターナショナルスクール受験、米国サマースクール選択、外国人メイドの雇い方などを伝える。特に何百人もの10スクールの受験者の合否判定をした娘の経験からアメリカの学校側の価値観を伝え、母親に合格する子の育て方を伝授してきた。 また、潜在意識を利用したその気にさせる子育て方法を提案。二人の子供とけんかしたことは一度もない。

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