私が娘のことばの遅れに気づいた時〜 スタンフォードへの道11

このブログはシリーズになっております。
第1話はこちら
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クリスマス休暇が始まり、私たちは、家族3人でカリブ海クルーズに出かけました。
(写真は全く同じ船ではありません。これくらいの大きさでした。)

このクルーズを申し込んだ半年前は、

まだ何の心配もないキラキラ駐在員の妻だったわけです。

 

あの頃は幸せだったわ。。。

 

「信じたくない現実を認識する」ということは、時には

残酷なまでにその人の本性をあぶり出します。

 

ある人は目をそむけ、信じようとしません。
ある人は自暴自棄になり、感情的になります。
またある人は、思考が止まり、何も手につかなくなってしまいます。

私は、どんなタイプなんだろう。。。

頭の整理ができないまま、ノースカロライナからマイアミに向かいました。
飛行機に乗っていてもなんだか心ここにあらずで、ちっとも楽しくありませんでした。

 

クルーズなんて行ってる場合じゃないゎ。。。

 

半年前までは、あんなに楽しみにしていた旅行だったのに、、、。
できることなら、あの時に時計の針を戻したい気分でした。

 

 

この時の私たちは、傍目には十分すぎるくらい幸せそうで、

何の悩みもなさそうな親子連れに

見えたと思います。

 

 

マイアミ空港に降り立つと、既にに薄着の人で一杯。。
ノースカロライナの田舎では見られないような、

 

大勢の白人のセレブリティに圧倒されました。

 

そして港に着くと、大型客船に乗り込みました。

狭くて長い廊下を通り抜け、やっとのことでたどり着いた部屋。
私たちはその高さに驚きました。
水面がずっと下の方に見えます。

遠くにカモメが飛んでいました。

ことばの悩みなんて、人間だけがもつ悩みなんだろうなぁ。。

そんな風に思いながら、私は窓の外を眺めていました。

 

しばらくすると、避難訓練が始まりました。
娘はお昼寝を始めてしまったので、主人だけで行ってもらおうとしたら、

絶対全員参加なのだと!

係りの人が私たちを呼びに来ました。

そこで仕方なく、娘をベビーカーに乗せて部屋を出ました。

 

甲板につくと、大勢の乗客が集められて、ライフジャケットの装着の仕方の練習をしていました。
いろんな人種の人たちが乗船しているのだなぁと、
そのときはぼんやりと見ていました。

 

ゆったりのんびり優雅なイメージをクルーズに持っていましたが、
スケジュールも決められていて、割と自由がありません。

夕食の時間となり、ダイニングに入るとびっくり!

 

なんと食事のテーブルも人種ごとに分けられていたのでした!

 

ここも強制的に人種を分断してるんんだわ。。。

私は、全身の血の気が引いていくのを感じていました。

 

 

そして、そっと目を閉じて、どんな人が私たちのテーブルにくるのかドキドキしながら待ちました。

 

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大川 淳子

大川 淳子

金城学院大学卒 二人の子に幼児英才教育を施し、自らアメリカで運転して回る、名門校受験マニア。自らの経験を生かして米国出産、バイリンガル教育、日本のインターナショナルスクール受験、米国サマースクール選択、外国人メイドの雇い方などを伝える。特に何百人もの10スクールの受験者の合否判定をした娘の経験からアメリカの学校側の価値観を伝え、母親に合格する子の育て方を伝授してきた。 また、潜在意識を利用したその気にさせる子育て方法を提案。二人の子供とけんかしたことは一度もない。

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