私が娘のことばの遅れに気づいた時〜 スタンフォードへの道14

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欲しかったジャンルの本がない。本屋の店員は難しい日本語がよくわからないような人。
さて、どうしようか。。。。

私はモールのフードコートでインスタントのようなうどんを娘に食べさせながら考えました。

せっかくここまで来ているのだから、
ここでしかできないことをやらなきゃ。

このスーパーが成り立つほどの日系人がいるのです。
Aさんが言っていた、日本人用の塾だってあるはず。。。

そこに行けば、何か手がかりがつかめるかも知れない。。。
その塾の名前をどうやって調べるか？？？？

そこでひらめいたのは、イエローページ（職業別電話帳）でした。

アメリカの公衆電話には、よくイエローページがあったのです。
この地域のイエローページはノースカロライナでは見ることができません。

私はスーパーマーケットの店員に聞きながら、モール内の公衆電話を見つけました。

あったぁあああ！

公衆電話の下には、ボロボロになったイエローページがありました。

さて、どんな言葉で調べたら良いのか？？

幸い娘はご機嫌よく日本のお菓子を食べています。
それを横目でみながら、私はそのイエローページを調べ始めました。

After school?

Japanese preschool?

なかなかうまく見つけられません。
現代でもそうですが、
ことばを知らないと、検索ワードにすらならないので、
情報を得ることができないのです。

さてと、次は何をやるべきかなぁぁ。。。

そんな風に思いながら、私はそのボロボロの電話帳を公衆電話のところへ返しに行きました。
その途中、ふと見つけたのが、

日本語の掲示板！

この地域に住む日本人が、アルバイト募集とか、なんかをセールやりますって！
いろんな広告を日本語で紙に書いて、コルクボードにピンで止めてあったのです！

さすが！コミュニティが大きいとこういうのがあるんだわ。。。

私はしばらくの間それを見入っていました。

買い物を終えたご婦人が、私の横を通り過ぎ、

掲示板の近くに積み重ねられた雑誌をひとつ持って行きました。

それは、

この地域の日本人による無料の日本語のタウン誌だったのです！

ノースカロライナにも英語でそういうものはありましたが、全て英語での情報でした。

普段見もしなかったし、そういうものが積み重ねられていても、気にも留めなかったのです。

習慣とは恐ろしいものです。

私はむさぼるように、そのタウン誌をめくり始めました。

そこには、日本語の通じる医者、弁護士、不動産屋などの情報、求人広告、日本レストランの広告などが所狭しと並んでいました！

そして、ある記事から

私はとうとうある日本人の専門家の名前を見つけたのです！！！

Kさん（こどもの発達相談の専門家）
（ご本人の了解とってからお名前出しますね）

当時の経歴

日本の大学英文科卒、留学。
米国大学で修士号取得。
アメリカの某医科大学教官
日米教育交流の功績が認められて外務大臣賞受賞

よくある、なんちゃってセラピストではなく、

恐れ多いほどのホンモノでした。

これ！これ！これ！

このときほど、

ここまで飛行機でやってきてよかった！

と思ったことはありません。

いくら本屋で探したって、日本に行ったって、

こういうアメリカ在住の専門家の名前は出てこないのです。

どんなに可能性が低くても、現場に行けば何かある。糸口がある。

現場でしか得られない情報がある。

日本の塾や幼稚園は見つからなくても、

最終的にアクセスしたいところ

に見事たどり着けたのでした。

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私が娘のことばの遅れに気づいた時〜　スタンフォードへの道15

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大川淳子

代表： Global Success Innovation,Inc.

金城学院大学卒二人の子に幼児英才教育を施し、自らアメリカで運転して回る、名門校受験マニア。自らの経験を生かして米国出産、バイリンガル教育、日本のインターナショナルスクール受験、米国サマースクール選択、外国人メイドの雇い方などを伝える。特に何百人もの１０スクールの受験者の合否判定をした娘の経験からアメリカの学校側の価値観を伝え、母親に合格する子の育て方を伝授してきた。また、潜在意識を利用したその気にさせる子育て方法を提案。二人の子供とけんかしたことは一度もない。