このブログはシリーズになっております。第一話はこちら。
Kさんとも連絡がとれて、待望のカウンセリングが始まりました。
私は、
・娘がノースカロライナの保育園では、今はまだなんとかやっているけれど、この先、白人の子による露骨な人種差別が始まるんじゃないかと不安に思っていること。
・セミリンガルを抜け出して、なんとかアメリカの大学に行かせたいと思っていること。
・その方法がわからず、まだ何も手もつけられない状況であること。。。
・果たしてそれが自分にできるのかどうかわからないこと。。。
そんな今の状況を少しずつ話し始めました。
Kさんは、とても穏やかな方で、ひたすら私の話を聞いてくれました。
「今の段階で気づかれて本当によかったです。
ずっと知らないまま時間ばかり経ってしまう方もいるんですよ。。
できることから始めていきましょう。」
と言われて、私は久しぶりに安堵した気持ちになりました。
まず、私の娘が発達障害児であるかどうかという話になりました。
Kさんは、その専門の方だったのです。
幸い、今の段階では、娘は特にそのような兆候はないとのことでした。
「ニューヨーク近辺に住んでいるのなら、いろんな取り組みがあるのですが、
こちらに引っ越してくるご予定はありますか?」
ああああ。。。
やっぱりそこなのか。。。
ニューヨーク近郊とノースカロライナの
圧倒的な情報格差。
それを今回見せつけられたわけで、
私は話をしながら、涙があふれて、止まらなくなりました。。
「淳子さん、、、。まず、淳子さんの毎日が楽しくなることを考えましょう。
日本に住んでいた頃、どんな趣味がありましたか?」
「フラワーアレンジメントが好きでした。」
「それは、今そこで続けられますか??」
「いえ。。。とても田舎なので、お花の種類が極端に少ないんです。
赤いバラとカーネーションしか売ってません。。」
「他に最近楽しかったことはありますか?」
「ギルフォード大学に通っていた時は、本当に毎日楽しかったです。
でも、それはもう続けられないと思っています。。。」
そんな風にいろんな質問をされて、しばらく経った頃、
「よかったら、我が家にいらっしゃいませんか?」
とKさんに提案されました。
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大川 淳子
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