私が娘のことばの遅れに気づいた時〜スタンフォードへの道27

 

このブログはシリーズになっております。

第一話はこちら。

正しいバイリンガル教育のセミナーのお知らせはこちら

 

フォートリーの紀伊国屋書店で日本語の絵本をたくさん買った後、

私は空港に向かう車の中で、

マンハッタンの本屋で英語の絵本も買いたいと思いつきました。
たくさんの中から選べば、きっと娘の気に入る絵本もあるでしょう。

 

さて、どうしようか??

 

レンタカーは、空港で返すことになっていましたが、変更もできるかもしれません。

アメリカの道路は、全ての道に名前がついていました。

右が奇数なら左は偶数など、
どの家もかならず番地がわかりやすく表示されていて、
地図さえあれば、日本で運転するよりはるかに目的地に簡単にたどりつけました。

 

マンハッタンのレンタカー事務所で返却することも考えましたが、
狭い事務所で予定外の車の返却など受け付けないかもしれません。

 

そこでいろいろ考えて、私は

・フォートリーのレンタカー屋で車を返すことに変更する。
・電話帳で本屋の住所を調べる。
・そこからマンハッタンの本屋までタクシーで行く。
(スーツケースと娘がいるため)

ことにしました。

 

ユニオンスクエアの本屋に着いた時、あまりの品揃えに私は驚きました。
ノースカロライナではこんなに大きな本屋は見たことがなかったのです。

 

そして、絵本のコーナーにいくと、なんとそこには、
子供用の椅子やテーブルが用意されていて、
ちょっとした、幼児用のコーナーになっていました。

 

小さな赤ちゃんが父親の膝の上で、絵本を読んでもらっていました。
その父親は、

身振り手振りを加えながら、とても楽しそうに読んでいて、

「ああ、こういう風に読むといいんだわ。。」

としばらくの間私はそのお父さんに見入っていました。

 

そこには、たくさんの英語の絵本が並んでいました。

私は、ふと、小さな男の子が絵本を見ているのに気がつきました。

いや、よく見るとなにやらブツブツ言っています。
私は、後ろに回ってその子が見ている絵本を覗き込みました。

 

絵だけを見ているだけではない。あきらかに

 

その子は自分で絵本を読んでいたのです!

 

 

私は驚いて、近くにいたその子の母親に聞いてみました。

「この子は自分で本が読めるんですか?」

「ええそうですよ。」

「何歳なんですか?」

 

「2歳11ヶ月。もうすぐ3歳のお誕生日なの」

 

「はああああ!!!」

 

さっすがニューヨーク!!!

 

呆然としている私を横目に、その親子は帰ってしまいました。
私は、あまりの衝撃にしばらくその場を動けませんでした。

その後、何冊か英語の絵本を見繕って買いましたが、

 

さっきの男の子のことで頭がいっぱいでした。

 

ニューアーク空港からグリーンズボロに帰る飛行機の中でも

 

「どうやったらこの年齢の子が自分で読めるようになったんですか?」

ってなぜ、あの時あのお母さんに聞かなかったんだろう。。。

と悔やんでいました。

つづきはこちら

読者登録していただけると続きがメールで届きます。

↑ スマホのほうが上手くできます。

 

第26話はこちら
http://gsinnovation.co.jp/blog/child_gifted_education/1595

第25話はこちら

http://gsinnovation.co.jp/blog/taxonomy-02/1583

第24話はこちら
http://gsinnovation.co.jp/blog/taxonomy-02/1557

第23話はこちら
http://gsinnovation.co.jp/blog/child_gifted_education/1534

第22話はこちら
http://gsinnovation.co.jp/blog/taxonomy-02/1507

第21話はこちら
http://gsinnovation.co.jp/blog/taxonomy-02/1497

第20話はこちら
http://gsinnovation.co.jp/blog/taxonomy-02/1433

第19話はこちら
http://gsinnovation.co.jp/blog/taxonomy-02/1418

第18話はこちら
http://gsinnovation.co.jp/blog/taxonomy-02/1399

第17話はこちら

http://gsinnovation.co.jp/blog/news/1370

第16話はこちら
http://gsinnovation.co.jp/blog/taxonomy-02/1353

第15話はこちら

http://gsinnovation.co.jp/blog/taxonomy-02/1335

第14話はこちら
http://gsinnovation.co.jp/blog/taxonomy-02/1291

第13話はこちら

http://gsinnovation.co.jp/blog/taxonomy-02/1266

第12話はこちら

http://gsinnovation.co.jp/blog/taxonomy-02/1230

第11話はこちら
http://gsinnovation.co.jp/blog/taxonomy-02/1118

第10話はこちら
http://gsinnovation.co.jp/blog/taxonomy-02/1132

第9話はこちら
http://gsinnovation.co.jp/blog/taxonomy-02/1004

第8話はこちら
http://gsinnovation.co.jp/blog/taxonomy-02/1067

第7話はこちら

http://gsinnovation.co.jp/blog/junko_ohkawa/977

第6話はこちら
http://gsinnovation.co.jp/blog/taxonomy-02/950

第5話はこちら
http://gsinnovation.co.jp/blog/taxonomy-02/925

第4話はこちら
http://gsinnovation.co.jp/blog/taxonomy-02/904

第3話はこちら
http://gsinnovation.co.jp/blog/junko_ohkawa/890

第2話はこちら
http://gsinnovation.co.jp/blog/taxonomy-02/871

第1話はこちら
http://gsinnovation.co.jp/blog/f-post/857

The following two tabs change content below.
大川 淳子

大川 淳子

金城学院大学卒 二人の子に幼児英才教育を施し、自らアメリカで運転して回る、名門校受験マニア。自らの経験を生かして米国出産、バイリンガル教育、日本のインターナショナルスクール受験、米国サマースクール選択、外国人メイドの雇い方などを伝える。特に何百人もの10スクールの受験者の合否判定をした娘の経験からアメリカの学校側の価値観を伝え、母親に合格する子の育て方を伝授してきた。 また、潜在意識を利用したその気にさせる子育て方法を提案。二人の子供とけんかしたことは一度もない。

記事を気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket