この記事はシリーズになっております。
第一話はこちら
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ノースカロライナ州の日系企業に駐在員として赴任なさってる方たちは、研究職の方も多く、皆様とてつもない高学歴でした。
そんな高学歴エリートのDNAを引き継ぐお子様達でも日本語と英語のダブルスクール状態というのは、とても負担が大きいのだというのを私は目の当たりにしました。
ノースカロライナでは、日本語補習校というのが毎週土曜日に行われていました。
日本人が少ないので、駐在員たちが先生となり、
その学年相当の日本語の授業をして、帰国したときについていけるようにしていたのです。
ここで漢字の練習や、作文なども宿題として出され、それを一週間かけてやっていくのです。
普段の英語の授業についていくだけでも大変なのに、さらに宿題があるのです。
これでは、勉強が嫌いになってしまっても仕方ない。
というような過酷な環境の中、皆様本当に頑張っているのです。
私は胸が張り裂けそうでした。
企業イメージを守るためもあるのでしょう。
公にはこの大変さは日本では語られません。
こんな状態が何年も続くなんて、子どもたちは耐えれるんだろうか??
バイリンガルになるには、こんなに辛い思いをしないとなれないのだろうか??
これって私が目指すことなんだろうか??
昨日までの高揚した気持ちはどこへやら。。
私は、子どもの気持ちを全く考えずに、セミリンガルを矯正し、アメリカの難関大学をめざすというのは、
「私の勝手な希望」
なんじゃないか?
子どもにとっての本当の幸せってなんだろう?
と、悶々としはじめました。
娘がセミリンガルと知ってからも日はどんどんと過ぎ、もう1歳10ヶ月となっていました。
街はクリスマスソングが流れ、大きな包みを持ち運ぶ白人たちで溢れていましたが、
私は、こんなに混乱した気持ちで過ごすクリスマスは、初めてでした。
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大川 淳子
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