こちらのブログはシリーズとなっております。
第一話はこちら
日系タウン誌でKさんの存在を知った私は、
その公衆電話からKさんのオフィスへドキドキしながら電話をかけました。
ところが!
この公衆電話が壊れていて繋がらなかったんですね。(笑)
まあ、アメリカにはよくある話です。
それでも、このKさんの連絡先が手に入ったという時点で、
私は浮かれていました。
まだ、Kさんにお目にかかる前から、
娘のセミリンガルが簡単に治るかのように思い込んでいたのです。
まるで、Kさんのセラピーさえ受ければ、特効薬が手に入るかのような気になっていました。
次の日、せっかくの機会なので、私はこの無料タウン誌に掲載されていた日系の幼稚園を訪れました。
そこで、
現実を見て、夢の世界から引き戻されることになりました。
そこには、本当にさまざまな3−5歳児たちが通っていました。
ある子は、アメリカで産まれた時から長時間保育園に預けられ、最近入ってきたばかりで、日本語がかなり遅れていました。
両親が日本人であるにもかかわらず、共働きで子供に接する時間が少なかったようです。
またある子は、日本で生まれ育ち、この幼稚園でも日本語環境なので、とても言葉数多くしゃべっていましたが、それでも日本の子に比べるとボキャブラリーが少ないとのことでした。
担当の先生は、もちろんKさんのことはご存知でした。
「Kさんがとても素晴らしい研究をなさっていることは存じております。
ただ。。。。
Kさんに指導を受けたとしても、
「すべてのお子様が良い方に向かうわけではありません。
それは、ご両親の努力や、周りの環境によって随分左右されます。
そもそもバイリンガルとは。。。。」
日々、たくさんの園児たちと接している先生ならではのレクチャーを受けることになりました。
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大川 淳子
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