日本で教えられる教育内容は親の世代からほとんど変わっていません。
他の国では当たり前に教えていることが、なぜ日本では教えられないのかと思うことがいろいろあります。
例えば、予防医学の発達は昨今めざましいものがあります。あるとき、私がなにげなく渡したサプリメントを見て、高校生だった娘が取った行動は、裏の成分表を見て、
「これとこれは、必要だけれど、これは必要じゃない。今の食生活で、私の体は間に合ってるから。」
「それに、足りないミネラルのOOについては、既に処方箋が出ていて、保険も利いて、ちゃんと飲んでるから大丈夫。」
と言われてしまいました。(汗!)
つまり、ボーディングスクールの集団検診で、血液検査から尿検査までやって、どの栄養が足りていて、何が足りないかまで調べているんですね。さらに人間が健康に行きて行くために、各種ミネラルをどれだけ接種しなければいけなくて、それをどうやって食品で取って行くか、足りなければ、どういうサプリで補うかまで、学校で教えてくれている訳です。
教えるだけに留まらず、それを入手するところまでフォローして、きちんと飲ませる。
これには、さすがに参りました。
母親でさえ、できないことをボーディングスクールはやってくれていたんです。
病気にならないための予防医学は日本でもさかんになってきていますが、学校で具体的に検査をしたり、対処方法まで教えているのでしょうか?
欧米の先進国で教育を受けるということは、外国語ができるようになる、というだけでなく、そもそも習っていることが違うのです。
溢れかえる情報の中で、何を信じてよくて、何がダメなのかその見分け方も学校で教えてくれます。
そういう意味で、日本の教育って本当に人間が幸せに行きて行くためのことってどれだけ教えてくれているんだろうって思います。
大川 淳子
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