皆様ご存知の、Facebookの創始者、マーク・ザッカーバーグ氏は、Wiki Pediaによると
〜その後ザッカーバーグはアーズリー高校に入学し2年を過ごし、退屈さに我慢できなくなり、アイビーリーグの大学に進学するのが当たり前のエリート進学校として難関大学入試突破に特化した全寮制高校(ボーディングスクール)の1つである、フィリップス・エクセター・アカデミーへと転校する。(中略)その後ハーバード大学に入学し、2006年卒業予定の学生として登録され〜 (ハーバード大学中退)
とあります。
Facebookの初期の頃は、名門大学のメールアドレスを持っている者しかアカウントが作れませんでした。
これはつまり、それぞれの大学に入学すると、名前+卒業予定年度@学校名.edu というメールアドレスが各生徒に与えられたので、
このメールアドレスがあるということが、すなわち、その学校の生徒であるという証明になり、Facebookの黎明期の信用につながりました。
これがそのうち、名前+卒業予定年度@学校名.edu というメールアドレスを各生徒に与えるボーディングスクールを含む名門私立高校で許可され、当初はFacebook のアカウントを持っているということがステータスだったのです。
Facebookの立ち上げを映画化した「ソーシャルネットワーク」にもでてくる、ライバルの双子、振られた彼女なども実在の人物で、娘に言わせると
「実際の人より、ちょっとだけ、カッコいい男性やきれいな女性をキャストに使ってる。」
くらい、どこの誰だか内輪ではわかっている話でした。
そのうち、誰でもアカウントが作れるようになってきて、日本でもそれまでのSNSはmixiなどの匿名のものが幅を利かせていましたが、今や実名を使うFacebookのほうが広く使われていることは皆様ご存知の通りです。
これもザッカーバーグ氏の戦略だと思うのですが、名門大学、名門高校などのステイタスを使った方がイメージ的に信用されやすいというアメリカ社会の仕組みをうまく利用して、現在のFacebookが成り立っています。
もっと踏み込んで言えば、日頃差別されがちなユダヤ人である彼が、学歴を使って、旧派閥に挑み、打ち勝ったサクセスストーリーなのです。
それだけアメリカは日本人の想像を超える超学歴社会であり、これらの学歴を手にいれることにより、その後の事業がやりやすいという社会になっています。
黄色人種である日本人が国際社会で生き抜いて行く為に、欧米の高学歴は日本人が想像する以上にその後の人生に何かとプラスに働きます。
そのための、難関ボーディングスクールをお勧めする次第です。
大川 淳子
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