私が娘のことばの遅れに気づいた時〜 スタンフォードへの道8

先ほど娘のセミリンガルを直すためにいっぱい思いついたことをさっそく行動に移すことにしました。
まず、私は小児科の病院に診療予約のために電話をしました。

アメリカの病院は、アポイントなしでは診てくれません。

しかし、もうすぐクリスマス休暇が始まるので、混んでいるようで年内にはアポは取れませんでした。

 

気を取り直し外に出て見ると、ご近所はどの家もクリスマスイルミネーションで美しく輝いています。

そういえば、しばらくの間、セミリンガルのことで頭がいっぱいでクリスマスの準備なんて、ツリーを出すだけだったのです。

私は娘をつれて、散歩がてら近所の家並みを見にいきました。

 

夕暮れ時になり、美しく光り出すクリスマスイルミネーション。

しかし、どの家も白一色。

そんなもんかと思っていたら、幹線道路ぞいの小さな家はカラフルなイルミネーションでした。

 

ひょっとして白人の家が白電球で、黒人の家が色付き電球?

 

夜、夫の秘書に会ったので聞いてみました。

「よく気がついたわね。。その通りよ。」

えええええ?!やっぱり!!

そこまで、白とカラード(有色人種)にこだわるの??

この地域限定だったのかもしれませんが、黒人たちがわざわざ、

差別してくれと言わんばかりにカラフルに飾り立てる

という習慣が私には理解できませんでした。それに、

 

一体我が家は何色のイルミネーションにすれば良いのでしょう?

 

会ったこともない、通りすがりの人たちにまで差別されるのはどうにも我慢できません。

かと言って、白い電飾にしたら、近所の白人たちはどう思うのでしょう?

 

そんな風に悶々と思っていたら、

「できるだけ近所に合わせて、悪目立ちしないようにするといい」

と先輩駐在員ママが教えてくれました。

ということで、我が家は白で決定。

 

家並みの風景をぶち壊すようなことをするのが一番嫌われるのだそうです。

揃っていて美しいというのが、地域の不動産価格もあげることになるそうなので、 これは気をつけなきゃ、と思いました。

 

バイリンガルになるだけでなく、バイカルチャーになることも、とっても大切だと思った一件でした。

 

さあ、明日からは、いよいよ作戦がはじまります。
私はまだ見ぬ世界に足を踏み入れていくような、期待と恐怖が入り混じったような気分の夜でした。

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大川 淳子

大川 淳子

金城学院大学卒 二人の子に幼児英才教育を施し、自らアメリカで運転して回る、名門校受験マニア。自らの経験を生かして米国出産、バイリンガル教育、日本のインターナショナルスクール受験、米国サマースクール選択、外国人メイドの雇い方などを伝える。特に何百人もの10スクールの受験者の合否判定をした娘の経験からアメリカの学校側の価値観を伝え、母親に合格する子の育て方を伝授してきた。 また、潜在意識を利用したその気にさせる子育て方法を提案。二人の子供とけんかしたことは一度もない。

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