ボーディングスクール在学中から、子供達の食習慣が変わったのが一番気がつきました。
体に悪い物を食べるのを以前よりもっといやがるようになったのです。
完全母乳、離乳食だって玄米粥だった我が家では、元々ジャンクフードは食べさせていませんでしたし、娘などは子供の頃からアイスクリームやケーキ、チョコレートは嫌いでした。(よそ様で出されたときには、仕方なく食べますが)
アメリカで周りの生徒たちの食意識が高いのに影響されるのでしょう、カフェインの入った飲み物はもちろん、その他いわゆる体に悪い物は食べたがりません。
日本では、暖かい物は全てカフェイン入り、冷たい体を冷やす物は濃縮還元ジュースやコーラなど口にいれたくないものばかり、で飲む物がないと嘆いています。
カフェイン入りでは、せっかく取り入れたミネラルがうまく吸収できないのです。妊婦や授乳中の人向けだけではありません。
日本で
「デカフェの飲み物をください。」
といって対応ができるのは、外資系ホテルのレストランやカフェくらいでしょうか?(スターバックスはカフェミストで対応)
「デカフェってなんですか?」
と聞き返されることのほうが多いです。よって、上記のようなカフェインフリーのティーバッグなどを持ち歩いて、
「お湯だけください。」
なんて情けないことになることもしばしば。
アメリカではどんな安ホテルでもデカフェの飲み物は必ずあります。
また、日本では東京でもオーガニックや、ベジタリアンのレストランも少なくて、一般のレストランでも食材表記がきちんとなされているところが少ないです。
これからオリンピックを迎える日本、外国人はアレルギーがなくても、小麦粉に含まれるグルテンや乳製品をできるだけ取りたくないといった食意識の高い人も多いです。そのような人達にも対応できるように、また、これを機会に日本のレストランやカフェもおいしいだけを追求せずに、安全、安心を提供してくれたらなあと切に思います。
大川 淳子
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