1歳半から娘が行きだしたノースカロライナ州立大学は幼児教育で有名な大学でした。
そこの大学教職員たちがお子さんを入れる大学付属の保育園なので、日本の保育園とは比べ物にならないほどのことをさせてもらえました。
後片付け専門の用務員がいるので、絵の具を溶かした水をバシャバシャさせたり、どろんこになって外で駆け回ったり。
12人の幼児に対して、先生2人、片付け専門のおばあさん用務員1人、常に教育実習の学生3−4人という、子供2人につき大人1人体制という贅沢な環境。
(こういうリサーチは、ネットがなくても当時から私は得意でした。)
うちの娘は初めての日本人の生徒ということでした。
白人10人、黒人1人の1〜2歳児の仲間とともに、娘はとてもこの保育園を気に入り、迎えにいくと泣いて嫌がるほどでした。
あいかわらず、娘からは、言葉らしきものは出てきません。
しかし私は、この保育園の良さに目を奪われて、日本へ書く手紙にも
「どれほど娘が素晴らしい教育環境にいるか」
力説しているのですねぇ。。。
アメリカの南部の大学は本当に美しくて、
このような美しいキャンパスを散歩に連れて行ってくれるだけでも私は気に入っていました。
私が娘を預けている間通ったギルフォード大学の方も素晴らしい先生達に恵まれて
「勉強ってこんなに面白かったんだ。。」
日本とアメリカの教授方法の違いに愕然とし、
私の子どもは絶対にアメリカの大学へ入れたい!
と、私に決心させるほどのものでした。
とにかく勉強が面白くてたまらない、
夜中12時過ぎまで大学の図書館で勉強する私を心配して主人が娘を連れて見にきて
「お前って気が狂ったの?」
と言わせるほど。
私の人生の中で、この時ほど充実していた時はありません。
ところが、この後衝撃的なことが起こります。。
3に続く
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大川 淳子
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