アメリカでの子育ての強い見方!それはベビーシッターの存在です。
日本でなぜベビーシッターがそれほど普及しないのか?
1、中高生のベビーシッターが進学のためのポイントにならない。
アメリカでは、入学試験の成績だけではなく、就労経験、ボランティア、なども合否判定の基準になります。
そのために、お金がないからアルバイトとしてベビーシッターという子以外にも、進学のためにやっている子もいます。
そのような理由で、格安でお願いできるのです。
私がロサンゼルスに住んでいたとき、町内の会報に載っていた女子高校生のベビーシッターを後で家まで送って行った時、あまりの豪邸でおどろいたことがあります。某化粧品会社の重役のお嬢様だったと、後で知った。なんてことが本当にあります。
ずっと彼女に抱かれていて、なんとなくいい香りが移った赤ちゃんだった息子に、主人が
「いいなあ。。。お前。。。」
としみじみ言っていた(笑)のを思い出します。
そんな若い女の子に子供を預けて心配ではないか?とよく言われましたが、彼女達は、学校でベビーシッターになる訓練を受けていて、いざというときの人工呼吸法や、救急車の呼び方なども心得ており、英語もろくにできない日本人に預けるよりは、はるかに安心できたのでした。
また、アメリカは住むエリアが社会階層的にきっちり別れているので、お互い見ず知らずの関係でも、その住所なら大丈夫でしょう、という暗黙の了解のようなものもありました。
日本でも、中高生にこのような制度ができたら、少子化の歯止めになるのではないかと思っています。
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大川 淳子
金城学院大学卒 二人の子に幼児英才教育を施し、自らアメリカで運転して回る、名門校受験マニア。自らの経験を生かして米国出産、バイリンガル教育、日本のインターナショナルスクール受験、米国サマースクール選択、外国人メイドの雇い方などを伝える。特に何百人もの10スクールの受験者の合否判定をした娘の経験からアメリカの学校側の価値観を伝え、母親に合格する子の育て方を伝授してきた。 また、潜在意識を利用したその気にさせる子育て方法を提案。二人の子供とけんかしたことは一度もない。
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