まず、なぜ、アメリカの難関校が広く海外にまで門戸を開き、できるだけたくさんの国から留学生を集めようとしているのか、考えてみましょう。
できるだけたくさんの国から留学生を集めることによって、学校の評価が高まるというのもありますが、それは表面的な理由ではないかと思っています。 アメリカの難関校は高校も大学も有志がお金を出し合って出来た私立がほとんどです。学校の運営は主にWASPといわれる人種の卒業生たちの寄付で成り立って来たといって過言ではありません。
その彼らが寄付金を出してないよその国からの留学生を受け入れる理由は、自国の生徒の見聞を広め、他の国の文化に触れる機会を増やすためだと思っていいでしょう。踏み込んで言えば、留学生のためではなく、自国の生徒に外国人の友達をつくってあげて、異文化体験をさせるためなのです。
そのように考えると、私たちが彼らが望む親になるためには、どのように振る舞えば良いかが見えてくると思いませんか?
つまり、夏休みなどには、子供の友達を自宅に招き入れ(ホテルではない!)通常の日本旅行では経験できないようなことをさせてあげることが当たり前のように求められています。さらに、自分の子の友達かどうかに関わらず、在校生がその国で困っていたら、できるだけの援助をすることなども望まれているのです。 この辺りの詳しいことは個別にご相談に乗って行きたいと思っています。
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大川 淳子
金城学院大学卒 二人の子に幼児英才教育を施し、自らアメリカで運転して回る、名門校受験マニア。自らの経験を生かして米国出産、バイリンガル教育、日本のインターナショナルスクール受験、米国サマースクール選択、外国人メイドの雇い方などを伝える。特に何百人もの10スクールの受験者の合否判定をした娘の経験からアメリカの学校側の価値観を伝え、母親に合格する子の育て方を伝授してきた。 また、潜在意識を利用したその気にさせる子育て方法を提案。二人の子供とけんかしたことは一度もない。
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