すでに日本は、世界で4番目の移民国家だ。
これは2018年の6月にアップデートされたOECDの人口流入資料である。
2016年までの数字しか出てないが、inflows of foreign population をみて欲しい。
かつての単純労働者だった移民と異なり、昨今の移民は母国で日本語教育を受けていたり、日本人はるかに英語や中国語ができたり、問題解決能力が高かったりする。
多くの企業で、外国人が日本人より優秀なため採用されている。
日本で一番給料の高い某外資系企業などは、東京オフィスだって外国人だらけだ。
日本人を採用しなかった理由は
「能力が低いから」
今までの日本の教育だけでは、押し寄せる優秀な外国人たちに太刀打ちできないのだ。
実際に転勤命令を出すと、すぐに辞めてしまうのは日本人。
外国人たちは、そもそも母国を離れ、言葉の不自由な中を生活して行こうという覚悟がある。
つまり、サバイバル能力に長けた人たちの集まりだ。
自分で情報を集め、新しいことにチャレンジすることを苦もなくやってのける資質を備えている。そうでなかったら、母国に留まったまま、日本に来ているはずがない。
思っているだけではなく、行動に移すことができる人。
それを彼らは体現して、証明しているのである。
親元に住み、世話になりながら自立できない人間と、
異国で試行錯誤しながらも、チャレンジできる人間。
あなたが、転勤を含む会社の採用担当者だったら、似たような能力ならどっちの人を採用するだろうか?
転勤だけではない、同じ勤務地で、社内移動もあるだろう。
新しいことを受け入れやすい人、受け入れにくい人。
どちらを採用するだろう?
もはや留学などしなくても、日本には外国人が溢れており、いやおうなしに、これからの子どもたちは、日本で働くのでさえ外国人と競争して職を勝ち取らないといけない。
小さなお子様をお持ちのご両親には、まずここを念頭においていただく必要がある。
日本の教育に足りないもの、諸外国では当たり前に教育されていることを、お子さんにほどこさないと、競争に勝てない。
今までの常識に囚われず、このような変化を受け入れる必要がある。
『唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。』
ダーウィン
大川 淳子
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